事例1:東芝不正会計の本質
今回はかつて世の中を大きく騒がせた東芝不正事件(巨額の粉飾・不正会計)を改めて考察してみたいと思います。この事件については第3者委員会の報告書が公表され、概要が明らかにされました。本稿ではこの報告書及びその他の公表された […]
事例2:中小企業の典型的な不正
本稿では、過去に新聞紙上等で明らかになった横領事件を取り上げます。この横領事件は「中小企業において典型的な不正行為」であり、中小企業の経営者であれば必ず想定しておかなければならない重要な経営リスクです。概要は次の通りです […]
事例3:VW排ガス不正と東芝不正会計の類似性
10年程前にドイツを代表する自動車メーカーフォルクスワーゲン(VW)と日本を代表する総合電機メーカー東芝の不祥事が世界に大きな衝撃を与えました。 実はこの2つの不祥事の発生の根源は同じです。本稿ではこの2つの不祥事の類 […]
事例4:マンション傾斜を発端とする杭打ち工事のデータ改ざん問題の本質
企業が不祥事防止を考える上で、忘れてはならない重要な視点が存在します。それは、不祥事を「事故」と「不正」に分けて考える視点です。なぜならば、同じ不祥事であっても、事故と不正では、その本質的な原因が異なるからです。事故であ […]
事例5:三菱自動車による燃費データ不正問題はなぜ起こったのか―その処方箋とは
事例3で取り上げたドイツを代表する自動車メーカーフォルクスワーゲン(VW)だけでなく、わが国の自動車メーカー三菱自動車でも同種の不祥事が発覚し、波紋を広げました。 実はこの不祥事の発生の根源は同じで、フォルクスワーゲ […]
事例6:横領・着服の手口を網羅した事件
平成28年6月1日、大手製紙会社(上場)の子会社から約6600万円を着服したとして、子会社の元総務部長(60歳)が業務上横領の疑いで逮捕されました。着服した金は複数の女性との交際費や競馬、投資などに充てていたようです。 […]
事例7:品質偽装はなぜ起こるのか?
近年、我が国を代表するグローバル企業で発生した「品質偽装」という企業不正が大きな波紋を広げています。 今回は、この「品質偽装」という企業不正を取り上げ、その根本的な原因を解き明かしたいと思います。 実は「品質偽装」が起こ […]
事例8:集団型不正と個人型不正ではその防止策に違いはあるのか?
近年問題となっている製造業の「品質検査不正」が後を絶ちません。これは集団型の不正行為であり、某地方銀行による「書類の改ざん・偽装による不正融資」、賃貸アパート大手の「違法建築」なども同様の不正形態です。これらは集団型であ […]
事例9:企業不正に強い動機は必要ない
「企業不正を犯すからには、強い動機があるに違いない」と思っている方が多いのではないでしょうか。実は、ほとんどの企業不正には、やむにやまれぬ事情というような強い動機はありません。本稿ではこのことを「ホンダ元社員の背任事件」 […]